こんにちは!えみえケアフーズのキタムキです😄
みなさん甘い物はお好きですか🍰?私は和菓子も洋菓子も大好きで、特にアイスは季節問わず食べたくなります😏🍦
そんな甘い物に欠かせないのが『砂糖』ですね😄過ぎてしまいましたが、3月10日はその語呂合わせから「砂糖の日」として制定されています。砂糖の歴史は古く、紀元前5世紀頃、世界で初めてさとうきびから砂糖を作ったのがインドだとされ、その後ヨーロッパや中国へ砂糖が伝わり、日本には8世紀の奈良時代に中国から伝わりました。初めはさとうきびから作られていましたが、後に「てん菜」からも作られるようになり、今では世界の砂糖消費量のうち約70%がさとうきび由来で、残りがてん菜由来です💁♀️
砂糖は炭水化物の一種で、炭水化物は体でエネルギーになる糖質と、消化吸収されない食物繊維から成ります。糖質の一種である砂糖は小腸で「ブドウ糖」と「果糖」に分解されて肝臓へ運ばれ、果糖も酵素の働きによりブドウ糖に変換されます。
そして血液によって全身の細胞に運ばれ、体や脳を動かす重要なエネルギーとして使用されます🧠✨ご飯などから摂れる炭水化物も体内でブドウ糖へ分解されエネルギーになりますが、砂糖の方がエネルギーに変わるのが早いのが特徴です💡
ブドウ糖は取り過ぎると余ったエネルギーが体脂肪として蓄積されるため肥満になったり、インスリンの分泌などに異常をきたし、糖尿病を発症しやすくなったりするため摂取量には注意が必要です。
では、日本人はどのくらいの砂糖を摂っていると思いますか?

引用:農林水産省(令和5砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し)
砂糖はお菓子や飲み物だけでなく、様々な調味料などにも使用されていますが、日本人の1人当たりの砂糖消費量は年間15.6kg、1日当たり42.7g摂取している計算になります🔢
世界と比較すると摂取量自体は多くないように感じますが、WHO(世界保健機関)では、エネルギー総摂取量の10%未満、望ましくは5%未満に減らすよう勧めています。
【 例:1日当たりの摂取カロリーが2000kcalの場合】
<10%未満>
2000kcal×10%=200kcal
200kcal÷4kcal(砂糖1gのカロリー)=50gと計算できます。
<5%未満>
2000kcal×5%=100kcal
100kcal÷4kcal(砂糖1gのカロリー)=25gと計算できます。
10%未満だと1日50gと、日本人の平均摂取量をクリアしていますが、5%まで減らして1日25g程度とするなら、高い目標値になりますよね。しかし、5%未満に抑える事で更に過体重・肥満・虫歯のリスクを減らせる効果が増大するといわれています💡
※ここでいう砂糖は、お菓子や調味料に含まれる砂糖のことで、果物や牛乳に含まれる糖は含まれません。
また、砂糖は摂りすぎると良くありませんが、実は様々な効果があることが知られています。

親水性
お肉を柔らかくする

防腐効果
カビや腐敗を防ぐ

発酵促進パンをふっくらさせる

酸化防止
油脂の
酸化を防止する

泡立ちの保持力卵白の泡立ちや
きめ細かくする

食品の造形力ケーキやアイスクリーム
などで気泡を取り込む

でんぷんの
老化防止酢飯やあんこ・大福など
柔らかさを保持する
などなど、食品を美味しく・安全に食べるためにも役立っています👀
みなさん、切ったリンゴが茶色くなるのを防ぐために塩水につける事はありませんか?
私は少ししょっぱくなるリンゴがちょっと苦手です😅そのような方は砂糖水につけても、酸化を防ぐことがきますので、お試しください✨
また今の時期、ピークを越えて再びノロウイルスなどの感染性胃腸炎が大流行していますよね。繰り返す嘔吐や下痢によって、特にお子様や高齢者の方は“脱水”に注意が必要です。夏は熱中症対策で経口補水液を常備している方もいらっしゃると思いますが、緊急時はお家で経口補水液を手作りして、脱水対策をしましょう。
【経口補水液の作り方】
・水 1L
・砂糖 大さじ4と1/2(40g)
・塩 小さじ1/2(3g)
・レモン果汁 適量(なくてもOK)
水に計量した砂糖と塩を混ぜて溶かし、レモンなどの果汁を
適量いれることで、すっきりと飲みやすくなります。
経口補水液には糖分が含まれていますが、これは水分や塩分を効率よく体に吸収するために必要不可欠ですので、量を守って作ることが大切です。
経口補水液はあくまで、大量に汗をかいた時や、嘔吐・下痢をした際に飲むものですので、日常的に飲むことは避けましょう⚠️
砂糖について色々なお話をしましたが、いかがだったでしょうか😄
砂糖は摂りすぎるといけませんが、適量摂取・使用することで、食品を美味しく・楽しく食べる事につながります。時には我慢をする事も大切ですが、上手に料理に活用したり、嗜好品を食べる時は表示を見て、摂取回数や量を調整したりすることを意識してみましょう✨
参考:内閣府 食品安全委員会(https://www.fsc.go.jp/)
厚生労働省 e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/)
DM三井製糖(https://www.msdm-hd.com/jp/)
シュガーラボ(https://www.wellneo-sugar.co.jp/sugarlab/)