こんにちは!えみえケアフーズのキタムキです。
前回に引き続き、今回は腎臓病 低たんぱく食事療法がテーマです🙌
腎機能の低下防止とはいうけれど、たんぱく質にカロリー、塩分、カリウム…全てを気にしなくてはいけない物が沢山ありますよね🤔
今回は、何からどうやって食生活を変えていけばよいか分からない…という方に、分かりやすい説明ができればと思います💁♀️✨
食事は毎日、1日3度のことですから、食べる人も作る人も無理なく続けられることが食事療法で1番重要なことだと私は思っています🍙
実際に低たんぱく食事療法を行っている方、家族に低たんぱくの食事を作っている方など、多くの方の参考になれば幸いです😊
=目次=
┃その1 たんぱく質量を知る
たんぱく質は、肉・魚・卵・乳製品に多く含まれているというイメージがある人は多いと思います。前回のブログでも少しお話しましたが、たんぱく質には「動物性たんぱく質=良質なたんぱく質」と「植物性たんぱく質」があります。
様々な食材にたんぱく質が含まれていることは分かっていても、どの食材にどのくらいのたんぱく質が含まれているか把握することが、低たんぱく食事療法の第一歩です🍖🐟🥚
ほんの一部ですが下記に、たんぱく質含量を掲載しております💁♀️
肉の種類や部位、また魚も魚種によってたんぱく質含量はバラバラですが、基本的に「脂の多い肉や魚の方が、たんぱく質量が低い」と覚えると選ぶときに楽かと思います。
食品に含まれるたんぱく質の量は、商品のパッケージに書いてあったり、インターネットで検索したりするとすぐに調べる事ができます💻
また、食品成分表や、腎臓病食品交換表でも調べることができますので、はじめのうちは計量したり、計算したりなど手間のかかる作業だと思いますが、慣れるとおおよそ見当がつくようになりますので、頑張りましょう💪!!
┃その2 塩分含有量を知る
腎臓病の食事療法では、たんぱく質同様、塩分含有量を把握しておくことも大切です。
下記の図は、基本的な調味料の小さじ1杯あたりの塩分量を表したものです。調味料によって同じ小さじ1杯でも大きな差がありますよね🙄
この順番を頭に入れながら、おおよその塩分量を把握しておくことが、減塩への第一歩です✊
右のように、同じ調味料でも減塩タイプを使用すると、通常のものより40%近くの塩分をカットする事ができます。
最近ではスーパーでもよく見かけるようになり、比較的手に入りやすい商品だと思いますので、調味料から減塩をしていくのも1つの方法です😊
┃その3 腎臓病患者用食品の活用
前回のブログでも少し触れましたが、実は米や小麦にも植物性たんぱく質が含まれています。繰り返しになりますが、低たんぱく食事療法で大事なことは、たんぱく質の質です。特に高齢者の場合、動物性たんぱく質の減らしすぎは低栄養の原因にもなりうるため、やみくもに肉・魚・卵を減らしてはいけません😣💦
そんな方々にもオススメなのが、『低たんぱく質食品』です。市販品ではほとんど見る事のない商品だと思いますが、たんぱく質・カリウム・ナトリウム・リンなどを減らしている商品の事を指します🙌
また、病者用食品 腎臓病用組合わせ食品として、消費者庁から特別用途食品の許可を得ている物もあります。
話は戻りまして、主食である米や小麦を『低たんぱく食品』に置き換えてみると、下記のようにたんぱく質を減らすことができます😀
そして、この浮いた分のたんぱく質を、肉や魚などの動物性たんぱく質へ置き換える事で、質の良いたんぱく質を多く摂取することができます😉
⇩⇩⇩ こちらから低たんぱく質商品をご覧いただけます ⇩⇩⇩
決められた制限の中で献立を決め、食事を作るのはとても大変な事です。いつも食事を作っている方はなおの事です。また、長年の食習慣を変えるのはとても大変なことだと思います。
また、食事を作るのが面倒…🥱という日もあると思いますが、1食抜いてしまう事も身体によくありませんので、そんな時は楽をして低たんぱく質のレトルトのおかずや、カップ麺を活用してみてはいかがでしょうか😀?
最初にもお伝えしましたが、食事療法を長く続けるポイントは、コツコツ地道に無理なく続けられることです😊そして、食事を楽しむためには、たまに息抜きがてら好きなものを食べる事も重要だと思います✨(ただし食べすぎには注意が必要です⚠)
食事療法のポイントは様々ありますが、今回は大まかな部分をお伝えしました💁♀️少しでも皆様の参考になれば幸いです✨
参考:医歯薬出版株式会社『腎臓病食品交換表 第8版-治療食の基準-』 2015年
Medical Not慢性腎臓病の食事療法とは?~制限が必要な栄養素と食事の際に注意するポイント~(https://medicalnote.jp/contents/220713-001-MV)
消費庁 特別用途食品について(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_special_dietary_uses/)